新型インフルエンザ
世間話し
新型の豚インフルエンザとやらがメキシコで発生した。日本政府は水際で止めるために色々と対策を講じているようだけど、メディアでは大騒ぎだ。「あまり危険じゃないらしい」「通常のワクチン製造を止めてまで…云々」と。
逆に「状況を見守る」なんて言ったら、対応が遅いとか危機意識が低いなどと叩くんだろうなぁ。弱いとはいえ免疫のない新型のウイルスが蔓延しそうなんだし、全く入ってこなければそれはそれでいいことなんだし、今発生しているインフルエンザのワクチン開発を優先して何が悪いんだろう。何でも批判すればいいってもんじゃないと思うけど。それでも段階が「4」に上がってから多少論調が変わったかな。
今朝、成田に入って来たメキシコからの飛行機が早速、機内検疫を受けたというニュースをやっていた。機内でチェックして疑いのある人がいた場合は隔離され、その人の周囲2m以内に居た人も10日間ほど指定のホテルに隔離されて様子を見るんだとか。
かなり昔のことだけど、ワンともの父親はこの隔離を受けたことがある。
病名はコレラ。
一緒にタイに行ったツアーの人からコレラ患者が出たのだ。
保健所で検査した後、一週間自宅待機と言われて帰宅した。今と比べるとだいぶユルイ対応だと思うけど、明らかに問題がなかったからだろう。元気な父親は一週間のあいだかなり暇を持て余していたっけ。コレラになってしまった人は、どうもうっかり生水かなにかを飲んでしまったようだ。その後、無事回復したみたいだけど。
水の危険性は熱帯の国の宿命なのかもしれない。だんだん暑くなっている日本も人ごとじゃないのかも。
ワンともはこの時に初めて“コレラ”という病気を知った。
どんな病気なのかはもっと大きくなってから知った。
手塚治虫の『陽だまりの樹』には幕末に蔓延したコレラの話が出てくる。コレラはコロリといって恐れられ、庶民は八つ手をぶら下げたり節分のように豆を蒔いたり、中には怪しい祈祷師が患者の体を叩いて病魔を追い出そうとしたりなどの迷信が行われていたらしい。
ストーリーでは手塚治虫のご先祖の医者が治療に奔走するのだけど、湯ざましを飲ませて塩を摂るという治療を施していた。もちろんこれで誰でも治るというわけではないのだけれど、当時はとりあえずそうするしかなかったようだ。
そいえば以前、海外で正露丸も利かないような下痢やおう吐に見舞われた時は、塩とブドウ糖を水に溶かした経口補水液(ORS)を飲むといいような話を聞いたことがある。脱水症状を防ぐためらしい。ポカリスエットでもいいらしいので、旅行の時は粉末を一袋持って行くようにしている。幸いまだ使ったことはないけれど。
SARSの時もそうだけど、何か伝染病の話しが出るたびに父親のコレラ騒動と手塚治虫のこの漫画を思い出す。
逆に「状況を見守る」なんて言ったら、対応が遅いとか危機意識が低いなどと叩くんだろうなぁ。弱いとはいえ免疫のない新型のウイルスが蔓延しそうなんだし、全く入ってこなければそれはそれでいいことなんだし、今発生しているインフルエンザのワクチン開発を優先して何が悪いんだろう。何でも批判すればいいってもんじゃないと思うけど。それでも段階が「4」に上がってから多少論調が変わったかな。
今朝、成田に入って来たメキシコからの飛行機が早速、機内検疫を受けたというニュースをやっていた。機内でチェックして疑いのある人がいた場合は隔離され、その人の周囲2m以内に居た人も10日間ほど指定のホテルに隔離されて様子を見るんだとか。
かなり昔のことだけど、ワンともの父親はこの隔離を受けたことがある。
病名はコレラ。
一緒にタイに行ったツアーの人からコレラ患者が出たのだ。
保健所で検査した後、一週間自宅待機と言われて帰宅した。今と比べるとだいぶユルイ対応だと思うけど、明らかに問題がなかったからだろう。元気な父親は一週間のあいだかなり暇を持て余していたっけ。コレラになってしまった人は、どうもうっかり生水かなにかを飲んでしまったようだ。その後、無事回復したみたいだけど。
水の危険性は熱帯の国の宿命なのかもしれない。だんだん暑くなっている日本も人ごとじゃないのかも。
ワンともはこの時に初めて“コレラ”という病気を知った。
どんな病気なのかはもっと大きくなってから知った。
手塚治虫の『陽だまりの樹』には幕末に蔓延したコレラの話が出てくる。コレラはコロリといって恐れられ、庶民は八つ手をぶら下げたり節分のように豆を蒔いたり、中には怪しい祈祷師が患者の体を叩いて病魔を追い出そうとしたりなどの迷信が行われていたらしい。
ストーリーでは手塚治虫のご先祖の医者が治療に奔走するのだけど、湯ざましを飲ませて塩を摂るという治療を施していた。もちろんこれで誰でも治るというわけではないのだけれど、当時はとりあえずそうするしかなかったようだ。
そいえば以前、海外で正露丸も利かないような下痢やおう吐に見舞われた時は、塩とブドウ糖を水に溶かした経口補水液(ORS)を飲むといいような話を聞いたことがある。脱水症状を防ぐためらしい。ポカリスエットでもいいらしいので、旅行の時は粉末を一袋持って行くようにしている。幸いまだ使ったことはないけれど。
SARSの時もそうだけど、何か伝染病の話しが出るたびに父親のコレラ騒動と手塚治虫のこの漫画を思い出す。
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