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『ヘイフリ坂(幣降坂)』

2009 長崎
05 /31 2009
風頭公園から歩いて下山することにしたワンとも達。
山を下ってヘイフリ坂(幣降坂)に出たいのだけど、それらしい道が見当たらない。

ちょうど通りかかった犬の散歩をしている住民の方を捕まえて訊いてみた。でも、詳しくは知らない様子。住んでいると無意識に利用していて、かえって知らない場合もある。

その方が「たぶんそこの道だ」という“長崎ハタ資料館”の前の路地を行ってみることに。
「人の家?」と思うような路地をちょっと行くと、長崎の街と長崎港が眼下に見えてきた。
幣降坂①


もう少し行くと斜面に墓地が広がる。この墓地にはシーボルトの妻だった楠本 滝の墓もあるとか。シーボルトってオランダ人だと思っていたのだけど実はドイツ人だった。

そういえば長崎の墓石は墓碑銘(?)が金色に塗ってあるものがほとんどで、あまり見たことがなかったので珍しかった。墓石を写すのはちょっとナンなので一服用の“やすみいし”を。
幣降坂②

古い墓地らしく、長くて急な石段が続く。
幣降坂③

途中、お墓参りの老夫婦とすれ違ったけど、ここは墓参も大変そうだ。
幣降坂④


ようやく石段も終わりヘイフリ坂に出た。
ヘイフリ坂は“幣降坂”と書き、来歴による次の通り。
皓台寺と大音寺の間にある坂。寛永11年(1634年)、諏訪神社の一の鳥居に使用するための石材を麓に降ろした際、宰領が御幣(紙を切り細長い木に挟んで垂らした神祭用具)を振って、人夫たちを鼓舞したこと由来するとも言われています。長崎では、この坂のほか延命寺と長照寺の間や東本願寺横の坂も幣降坂と呼ばれています。この坂は長崎でロケが行われた映画「解夏(げげ)」の冒頭やラストシーンに出てきます。
ヘイフリ坂

「解夏」はまだ見たことがないけれど、風情のある坂だった。

長い階段坂を降りてちょっと膝がガクガクになったけど、頑張って眼鏡橋へ。



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『風頭公園(かざがしらこうえん)』

2009 長崎
05 /29 2009
以前テレビで「長崎のバスはスゴイ」というのを見てから、行ったら絶対乗ってみようと思っていた。よって2日目はバスでジェットコースター体験からスタート。事前に調べたところによると「長崎駅~風頭山」のコースが一番面白いらしい。

バスの乗り場は長崎駅前の道を渡った“駅前東口”から“風頭山行”に乗車。時間にもよるが一時間に4本ぐらいはあるようだ。
JR長崎駅
『長崎駅』


バスは県庁の前を通って思案橋を通って崇福寺入り口の辺りから徐々に坂道がキツクなる。カーブが多くて歩道もない片側一車線の普通の生活道路をバスはグングン登って行く。もっと上の方では譲り合わないとすれ違えない。普通の乗用車もそんな感じなのにバス同士もすれ違うのだ。お互いの顔が見えるぐらいのギリギリの感じですれ違って行く。ワンとも達は登りのバスに乗ったけど、下りの方がよりスリルがあるんじゃないだろうか。「おお~」とか言っていて、すっかり写真を撮るのを忘れてしまっていた。
ここまでの乗車料金は160円、時間は30分かからないぐらい。


終点のバス停から少し歩いたところに“風頭公園”がある。
バス停からここまでの道もそれなりにアップダウンがあって大変だった。
ここは旗(凧)上げの名所でもあるとか。そういえば公園の入り口に“長崎ハタ資料館”というのがあったっけ。
風頭公園②


公園には展望台があって長崎市内が一望できる。
こうやってみるとホントに坂の街なんだなぁと思う。
風頭公園④


公園内には坂本竜馬の像と「竜馬がいく」の碑もある。ワンともは今の竜馬のイメージってこの小説の影響が大きいと思っているのだけど…。
風頭公園③

竜馬の像の前では、高知出身の老婦人が息子さんらしき人を伴って来ていた。今は東京在住だけれど、郷土の偉人・坂本竜馬を訪ねてきたのだとか。


公園をもう少し行った若宮稲荷神社の近くには“亀山社中”の資料展示場があるようだ。長崎は竜馬の足跡が色濃い街なので、ファンにはたまらないだろう。
そういえば来年の大河ドラマは長崎出身の福山雅治で「竜馬伝」だっけ。ちょっとカッコ良すぎない?


次は亀山社中資料館ではなく、ヘイフリ坂を目指して下山。




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長崎の路面電車(市電)

2009 長崎
05 /27 2009
二日目は前日と打って変わっていいお天気。
朝食のあと最寄りの電停へ向かったのだけれど、まだ9時過ぎだというのに暑いぐらいだった。

前日も乗った路面電車(市電)。『長崎電気軌道』
電停のホームはすごく狭い。通勤通学の時間帯は人出溢れていて、そこに修学旅行生も加わると危ないぐらいだった。
電停②
『大浦海岸通の電停』


最初は先払いなのか後払いなのか分からず、ちょっと戸惑った。
それにしても一回乗り換えができて100円は安い。
一日乗車券は500円だけど、そこまでは乗らない感じ。
市電④
『車内』


走っている車両もなかなか古いらしく味があった。
まだ昭和30年代のものが活躍しているようだ。
中には明治の頃のもあるらしい。
市電①

市電②


最新の車両も。
いろいろと使い勝手はいいのだろうけど、景観的には古いタイプの方がいい。設備は最新だけど見た目はレトロな車両って難しいのかな…。
市電③


この日の散策は長崎駅からスタート。
電停①



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焼酎居酒屋『五人百姓』

2009 長崎
05 /26 2009
出島ワーフから歩いて長崎駅前へ。
あんなに強く降っていた雨もほぼ止んでいた。
途中、“文明堂”の総本店を発見。老舗って感じだ。
文明堂


長崎駅前からコミュニティーバス“らんらん”に乗って新地バスターミナルで下車し、ホテルまで戻ってきた。“らんらん”も100円/一回で、一日乗車券は300円。長崎駅周辺のホテルの人は使い勝手がいいかも。


ホテルに戻って改めてチェック・イン。なんだかんだしていたら夕食の時間になったのでまた出かけた。


この日の夕食は市電の電停“観光通り”の近くにある焼酎居酒屋『五人百姓』へ。ここはガイドブックには載っていない、インターネットで見つけたお店だ。
五人百姓⑧


店内も田舎家風な雰囲気。カウンターと板張りの座敷があって、ざっと見た感じ30人ぐらいのキャパだろうか。奥にもうちょっと広いかもしれない。
五人百姓②



五人百姓①
『お通し』
二種類も出た。どちらも美味しい。


五人百姓③
『お刺身の7種盛』
新鮮でとっても美味しい。


五人百姓④
『百姓サラダ』
半熟卵がGood


五人百姓⑤
『串焼き』
これは5本の盛り合わせ。


五人百姓⑥
『うちわエビの刺身』
初めて食べたけど、長崎の特産品だとか。味は伊勢海老のようだといわれてるようだが、確かにトロッと甘くてでも身もシッカリしていて美味しかった。
出てきたときまだエビがちょっと動いていたので「ひゃー、ひゃー」言っていたら、五島列島から来られたという隣りの席のご夫婦から声を掛けられた。ワンともたちのリアクションが面白かったらしい。うちわエビは、五島では漁師さんから直接買うのでとっても安く買えるそうだ。


五人百姓⑦
『ブリかまの塩焼き』
頭の周りって美味しい。目玉はさすがに食べないけど。


焼酎居酒屋なのにずっとビールで通したワンともたち…。
かなりの種類の焼酎を揃えているようなので、焼酎好きな人には楽しいかもしれない。


そろそろ帰ろうかと思った頃、ドーン、ドーンと大きな音が聞こえてきた。実はこの日、テレビ長崎(KTN)のイベントで花火大会があった。
ホテルを出た時、多くの人が“水辺の森公園”の方へ向かうので何かと思っていたのだけど、この花火大会に行く人たちだったようだ。知っていたら見てから夕食に行けたけど…。
帰りの市電からもちょっとだけ見ることができたが、かなり近くで上げていたらしくとても大きく見えた。
花火の時間にはすっかり雨が上がっていて良かったと思う。




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よみがえる『出島』

2009 長崎
05 /24 2009
中華街から歩いて『出島』へ向かった。
教科書の挿絵で見てどんな形なのかは知ってはいたのだけど、
そこへ実際に行くというのもなんだか不思議な感じだ。
オランダ色が強いけど最初はポルトガル人が住んでいたのだとか。
狭い土地に押し込められてストレスが溜まっただろうな…とは思ったけど、当時の欧米の植民地化を思えば苦肉の策だったのだろう。
出島②
『ミニ出島』


行ってみて分かったのだけど、今回ワンともたちが見てきた出島は復元されたものだった。『よみがえる出島』
幕末の開国で出島の役割が終わり周りの埋め立てが進んで、すっかり陸続きになっていた。それを今、19世紀の出島の姿を復元すべく整備事業が進められているのだとか。
出島①
『旧出島神学校』
ここが出島の入口。入場料:¥500
この神学校の建物は1878年に建てられた現存する日本最古のプロテスタントの神学校だそう。


復元は始まってから一般公開されたのが平成12年、今の状態まで復元されたのが平成18年というからつい最近のことだ。
実際の出島は今の規模よりもうちょっと大きかったようだけど。

出島の中ではサムライの格好をしたボランティアの人たちが歩いていた。格安でボランティアがいろんなコースを案内する“長崎さるく”というシステムもあって、長崎はボランティアが活躍する街のようだ。
出島⑥


出島⑧
『一番船船長や商館員の部屋』
建物の中は当時の風俗を再現したり、復元調査の際に発掘された物などが展示されている。VTRの放映もあって、当時のオランダ通詞(通訳)が案内するという演出で作られていた。


出島⑤
『表門』
昔はここに橋が掛っていて、ここから出入りしていた。
門は平成2年に復元されたものだとか。


出島③
『ぶどう棚』
ワインも造っていたらしい。


出島④
『バドミントン伝来の地』
バドミントンをするオランダ人の図が残されている。バドミントンの歴史が意外と古いことに驚き。後からも出てくるのだけど、長崎は「○○発祥の地」とか「○○伝来の地」という碑がものすごく多い。


出島⑦
『水門』
すっかり陸続きになってしまったけど、昔はここから荷揚げしていたのだとか。ここにも門番の扮装をしたボランティアの人たちが。


入ってから出るまで一時間半ほど経っていた。それなりにしっかり見て回ると案外時間がかかるかも。オリジナルのココアを売っていたのだけど、「後から買おう」なんて言っていたらすっかり忘れて出てきてしまった…。


この後、“出島ワーフ”へ。
港に面した食事とショッピングのエリアなのだけど、雨で人出は少なかった。
出島ワーフ




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ワンとも

計画好きトラベラー
「ワンとも」です。
旅の相方は「ダンナ・ピット」。
我が家の旅にまつわるアレコレを、乏しい文章力をフル回転して書いています。
応援よろしくおねがいします。