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フィレンツェ⑥ 『Pisa -Ⅱ-』

2011 バルセロナ&フィレンツェ
02 /29 2012
メッツォ橋を渡ってボルゴ・ストレット通りへ。
旧市街っぽい街並みになってきました。
Pisa⑤



この通りをちょっと行くと見えてくるのが『サン・ミケーレ・イン・ボルゴ教会』
チェーザレの時代、この教会の横の修道院で大学の講義が行われていたそう。
チェーザレは16歳でピサ大学の大学生だったんですよ~。
Pisa⑥



ボルゴ・ストレット通りからウリッセ・ティーニ通りを通ってカヴァリエーリ広場へ。

広場に着いてすぐ右手に見えたのが
『サント・ ステーファノ・デイ・カヴァリエーリ教会』
メディチ家が創設したサント・ステファノ騎士団の教会だそうです。
Pisa⑨



その横にあるのが『カヴァリエーリ宮』
地図を見るとピサ国立大学になっているんですが、校舎の一つでしょうか。
Pisa⑧



で、こちらが『オロロージョ館』
かつて“飢餓の塔(ファーメの塔)”があった場所で、
ダンテの「神曲」地獄篇にも出てきます。
かつてピサの権力争いに負けたウゴリーノ伯爵一家がここにあった塔に幽閉され
ことごとく餓死するまでの壮絶なお話の現場です
今残っている建物は改築されたもので、左側の四連の窓が
改築前の唯一のものだそう。
Pisa⑦



『オロロージョ館』のアーチを抜けて突き当たりを右にファッジョラ通りへ。
少し行くと突き当たるのがカルティナーレ・フェルティナンド・カッポーニ通り。
たぶん人の名前なんでしょうけど、長い・・・
きっと地元の人はカッポーニ通りって言ってると思う、うん。

そこを左に曲がって道なりに行くと右側にあるのが『ピサ大司教邸』
ピサでのチェーザレの住まいだった所です。
Pisa⑪



中庭までは入ることができました。
チェーザレの時代、ピサ大司教はラファエーレ・リアーリオで、
パッツィ家によるメディチ家当主とその弟の暗殺事件に利用された人です。
リアーリオはパッツィ家の関係者で、チェーザレ暗殺の密命を受けていますが、
ここでもチェーザレに籠絡されて利用されています(笑)
パッツィのメディチ暗殺・・・映画『ハンニバル』でも出てきたエピソードですね。
Pisa⑫



大司教邸を背に正面を見ると・・・出ました『ピサの斜塔』
ちょっと背の高い子が「えへっ」という感じで覗き込んでいるみたい。
Pisa⑩



次はいよいよ『ピサの斜塔』に登ります。












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フィレンツェ⑤ 『Pisa -Ⅰ-』

2011 バルセロナ&フィレンツェ
02 /27 2012
去年、東日本大震災があってすっかり止まってしまっていた
フィレンツェの旅行記の続きを始めたいと思います。

2011年2月9日、フィレンツェ3日目はピサへ日帰り旅行に行きました。
ワンとも的には『チェーザレ』(惣領冬実)をササッと辿るルートです。

フィレンツェからピサまでは約1時間40分。
Classe2(二等車)で片道11.6ユーロ。
Pisa①
『落書きだらけのピサ行き列車』



途中、Empoliという駅に停まりますが、
ここはレオナルド・ダ・ヴィンチの出身地ヴィンチ村への最寄り駅です。
Pisa②



Pisa CentRale(ピサ駅)はアルノ川を挟んで旧市街とは反対側にあります。
メインのエリアまでは2kmぐらいあって路線バスに乗ると早いようですが、
ワンともたちはブラブラ歩いて行きました。
Pisa③



駅前からコルソ・イタリア通りを通ってメッツォ橋へ。
メッツォ橋を渡る前、コルソ・イタリア通りとぶつかる通りの名前が
ガリレオ・ガリレイ通りっていうんですよ。
ガリレオ・ガリレイはピサ生まれなんですね。
Pisa④
『メッツォ橋より見たアルノ川』



『チェーザレ』によると、チェーザレ・ボルジアの生きた15~16世紀、
アルノ川の南側、現在ピサ駅のある方の地域は
貧困と飢餓に苦しむ北朝鮮みたいなエリアだったようです。

ここを管轄していたのがドメニコ会という一派で、中心的な人物がヴォナローラ。
この人の影響は後々フィレンツェにも及びますが、
最終的には破門されて火刑に処され遺骨は川に捨てられました。

作品中では狂信的支配者でラスプーチンのような怪僧のイメージですが、
一方では宗教改革の先駆者としてルターなどからは評価されているようです。

なんにしてもキリスト教が分からないとチンプンカンプンですし、
現代の感覚からすると宗教が政治に踏み込みすぎちゃって怖いんですが、
当時は当たり前のことだったんでしょうね。


次はメッツォ橋を渡ってアルノ川の北側へ。




  






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2011年12月 伊勢の旅⑥

2011 伊勢
02 /20 2012
あまり遠くまで行く時間はないけれど、ちょっと時間が余ったので
伊勢市内にある『伊勢河崎商人館』に行ってみることにしました。

お伊勢参りのために形成された問屋街で、「お伊勢さんの台所」といわれたそうです。
昔は勢田川の水運を利用して物資が運ばれてきとか。
伊勢河崎商人館⑲
1921年ごろ。館内の写真より。



ここは創業が江戸中期という酒問屋『小川酒店』だった建物で、
今は資料館として一般に公開されています。
平成11年まで現役の酒屋さんだったそうですよ。
伊勢河崎商人館⑮



中に入ると正面に大きな白鹿の看板がありました。
灘のお酒が運ばれて来ていたそうです。
伊勢河崎商人館⑭



入り口の左側奥にある大正末期の洋館『商人倶楽部』
伊勢河崎商人館②



こちらは母屋の庭から見た茶室の部分。
伊勢河崎商人館①



同じく母屋の座敷部分。
伊勢河崎商人館⑤



ちょっと急な箱階段を上って二階へ。
会談したのスペースを上手に収納にしていますね。
ちなみに、うちの階段の下はトイレです
伊勢河崎商人館⑧



母屋の二階部分です。
伊勢河崎商人館⑪



二階の格子窓から見える町並み。
伊勢河崎商人館⑫



階下に戻って土間を通り奥へ。
伊勢河崎商人館⑬



奥にある大きな蔵も資料館になっています。
伊勢河崎商人館⑦



古い道具とか看板、記録などが展示されていました。
貴重そうな古書も多かったです。
伊勢河崎商人館⑩




帰りに“復刻エスサイダー”を買いました。
これは昔、小川酒店で製造されていたエスサイダーの復刻版だそうです。
伊勢河崎商人館22



この後、お向かいにある『商人蔵カフェ』で一休み。
並びの蔵は雑貨などを売るお店になっています。
伊勢河崎商人館③



ダンナ・ピットは“和紅茶”、ワンともは“コーヒーとチーズケーキ”
伊勢河崎商人館⑳ 伊勢河崎商人館21



天井の梁に書かれた文字に歴史を感じますね。
伊勢河崎商人館⑱



もう少し町並みを散策したかったのですが、
ワンコを迎えに行く時間になってしまったので今回はここまで。

帰りは事故渋滞のため、帰宅まで8時間以上かかってしまいました。
疲れ果てたワンコは一週間ぐらい寝っぱなしでしたが、
今はこちらが負けるほど元気です・・・






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2011年12月 伊勢の旅⑤

2011 伊勢
02 /15 2012
おはらい町を後にして『月読宮(つきよみのみや)』に行ってみました。
外宮の近くにも同じ読みの『月夜見宮』がありますが、こちらは内宮の近くの方です。
月読宮①


御祭神は天照大御神の弟神で月の神“月読尊(ツキヨミノミコト)”
この神様が保食神(うけもちのかみ)を殺してしまった事で天照大御神が怒り、
一日が昼と夜に分かれたとう神話になっているそうです。

月読尊が保食神を殺してしまった理由ですが・・・ゲロゲロだと思ったんでしょうね。
ワンとももゲロゲロだと思います。

月読宮には4つのお宮があって、
左から「伊佐奈彌宮(いざなみのみや)」「伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)」
「月読宮(つきよみのみや)」「月読荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)」

月読宮②



少し離れた所に古殿地と思われる場所がありました。
月読宮も式年遷宮するらしいので、次はここに新しいお宮が建つんでしょうね。
月読宮④



4つのお宮と古殿地の間にある巨木。
幹みたいに太く突き出した枝の下は潜り抜けられそうでしたよ。
月読宮③




月読尊が保食神を殺してしまう顛末も出てきます。
マンガだから分かりやすいです。







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2011年12月 伊勢の旅④

2011 伊勢
02 /12 2012
伊勢2日目は『猿田彦神社』から。
猿田彦神社①



御祭神の猿田彦大神は天孫降臨の時に道案内をしたことから
「導きの神」だそうです。
「旅行」にもご利益があるそうですよ。
猿田彦神社②



昭和11年まで神殿があった場所にある石碑。
猿田彦神社③



これは子宝池
ご利益があってウチにもコウノトリがやってくるといいんですが・・・。
猿田彦神社④



こちらは『佐瑠女神社』
御祭神は天岩戸の前で踊りを踊った天宇受賣命(あめのうずめのみこと)です。
縁結びの神様だそうですが、ガイドブックには
女性のお願いを叶えてくれる神様だとも書いてありました。
猿田彦神社⑤





猿田彦神社からおはらい町まではすぐそこです。
前日は急ぎ足だったのでゆっくり見て回りました。
というか食べ歩きなんですけどね。

まずは最初に目に入ったお店で焼き牡蠣をパクッ!
磯の香りがたまりませんね。
おはらい町・すずき水産②
おはらい町・鈴木水産①




次にダンナ・ピットが「絶対食べる!」と鼻息も荒かった伊勢うどん。
前の日に行列していたので気になったようです。
開店前に並んで2番目ぐらいに入店しました。
おはらい町・伊勢うどん岡田屋 ②
伊勢うどん『岡田屋』


黒いつゆと柔らかい麺。
見た目ほど味は濃くないですし、麺も柔らかい。
でも、茹で過ぎなのではなくてそもそもコシが出るほど打っていないような感じです。
食感はブヨブヨではなくてモッチリ。
おはらい町・伊勢うどん岡田屋



ちょっと寒かったですけど、デザートに『豆腐庵山中』”お豆腐ソフト”
後味に豆腐の風味を感じます。
おはらい町・豆腐庵山中①



ここの店先ではとべ焼きの置物も売っていたので、
今年の干支の辰とまる猫を購入。
おはらい町・豆腐庵山中②



次におかげ横丁にある”おかげ座”へ。
おかげ座



“おかげ座”は300年前のおかげ参りを再現した歴史館です。
所要時間は30分。
最初にシアターで大よその説明を聞きます。
おかげ座①



その後、案内の人の説明を聞きながら
江戸時代のおかげ参りを再現したジオラマを見て回るんですが、
「へぇ~」と思うような事が多くてなかなか面白かったですよ。
実際に行って見た方が面白いと思うのであまり書かないようにします。
おかげ座②



おかげ座の近くに宝くじ売り場があって、
その前に”福かえる”というカエルの置物があります。
「このカエルに宝くじをのせて拝むと・・・」と書いてあったので
早速ロト6を購入してそれを福カエルに乗せ拝んでみました。
結果は・・・まぁそうそう良い事は無いということで・・・
おかげ横丁・福かえる




おかげ横丁の入り口あたりにある『もめんや藍』
藍染の木綿を使った和小物のお店です。
おかげ横丁・もめんや藍①



ふと覗いてみると、なんと!あのお父さん犬が!!
こんな所にまで人気あやかり商品が・・・と思ったら
これは“おかげ犬”というれっきとした伊勢参りの歴史の一部。
詳しくは“おかげ座”の見学で。
うちも一匹買ってきました。
おかげ横丁・もめんや藍②



お昼になったのでおはらい町にある『すし久』で手こね寿司を食べました。
おはらい町・手こね寿司『すし久』①



このお店は下賜された宇治橋の古材で造られた唯一のものだそうです。
なかなか雰囲気のある佇まいでしたよ。
おはらい町・手こね寿司『すし久』③



五十鈴川の見える2階の席で手こね寿司をいただきました。
おはらい町・手こね寿司『すし久』②



その後も色々と散策してお土産を買って、最後に『伊勢醤油本舗』
伊勢醤油ソフトクリームを買い食べながら駐車場まで戻りました。
ここでは伊勢うどんを焼いた“焼き伊勢うどん”というのを
注文している人ばかりでした。
おかげ横丁・伊勢醤油本舗



おはらい町とおかげ横丁で買ったお土産の一部です。
なんだかお餅系ばっかりになってしまって・・・
この旅行から帰ってからは、連日、餅菓子ばっかり食べていました
赤福 二軒茶屋餅
神代餅 くうや観助餅
左上から時計回りに“赤福”“二軒茶屋餅”“神代餅”“くうや観助餅”






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ワンとも

計画好きトラベラー
「ワンとも」です。
旅の相方は「ダンナ・ピット」。
我が家の旅にまつわるアレコレを、乏しい文章力をフル回転して書いています。
応援よろしくおねがいします。