2011年11月 バルセロナ・ミラノの旅⑰

ジェノヴァから帰ってきた後、少しホテルで休んでから
晩御飯を食べにドゥオーモの近くまで行きました。

この日のお店は『Torattoria Milanese』
伝統的なミラノ料理を提供する老舗です。
ですが、実は残念なお店でした



いつもは開店時間を目指して行きますが、この日はちょっとで遅れ気味になってしまって、お店に入ったらホールはすでに席待ちの人たちでいっぱいでした。
取次ぎのおばさんが言うには「30分ぐらい待って」ということだったので
名前を言って待つことにしました。
これが、待てど暮らせど順番が回ってこない。
人気店で混んでいるのも予約優先なのも仕方がありませんけど、
どう考えてもワンともたちの後に入った電話予約を優先しているフシが・・・

待っている間、ジェノヴァに行った疲れと風邪と人熱れで気分が悪くなるし・・・

結局、一時間半ぐらい待ってからようやく席に着くことが出来ました。
その時も名前を呼ぶでもなく受付のおばちゃんがワンともの肩を突き、
そのまま席を指差して「あっち」ぐらいの感じで

店内はホールを挟んで両脇にフロアがあり、ホールの正面が厨房のようでした。

まず飲み物ですが、ちょっと高いけど奮発してバローロにすることにしました。
するとお給仕のおじさんが
「これは小さいし、バローロならこっちがおススメめだよ」
と別なバローロを指して言うので、おじさんのおススメにすることにしました。
でも、持ってきたボトルを見て「???」
最初に注文しようとしたバローロは500ml。
どうみてもおじさんの手にしているボトルはもっと小さい気が・・・

にこやかにおじさんが席を離れた後、まだ手元にあったメニューを見てみると
なんと!375ml!!

そして、値段が500mlより高い38ユーロ!!
「これは小さいから、こっちの方がおススメ」
と言われたらフツーは大きいボトルだと思うでしょ!
なんだかうまい具合に言いくるめられたような気がして、
未だにこの事を思い出すとしっくりきません。
それに風邪ひいて鼻が詰まっていたから味もよく分からなかったし・・・

さて食事の方です。
前菜には“ネルヴェ”
牛腱を煮たもので、コリコリした食感とさっぱりした味付けが美味しかったです。

メインは“ミラノ風カツレツ”と

“ミラノ風焼きリゾット”

ミラノ風カツレツはまぁ美味しかったですけど、ちょっとお肉がパサパサした感じ。
しかもデカくて、主に食べていたダンナ・ピットは途中で飽きていました。
焼きリゾットの方は固くてガリガリ。
「餡でも掛けたら?」って思うようなオコゲっぷりでした。
これは自己都合ですが、歯列矯正中の身にはちと厳しかったですね。
でも、焼きリゾットというのはこんなにガリガリなモノなのか、今もって疑問です。
食べている最中、隣のテーブルをガタガタと移動し始めたので
何が始まるのかと思ったら、なんと売り上げの計算!

まだ客が居るのに!?
日本では考えられない光景です。
せめて裏でやったらいいのに

そして、その場を仕切っているのは、やっぱり受付のおばちゃん。
ワンともたちもお会計をしようとおじさんを呼んでカードを出したら、
「もうレジを閉めちゃったから現金でお願いします」と言う返事が!
ええ~っ!!

この日のお会計、約95ユーロ(内ワイン代が38ユーロ)
幸い現金を持っていたからいいようなものの、そんなにお安い店じゃなし、
お客の中にはカード払いのつもりで来ている人もいるでしょうよ。
それなのに早々とレジを閉めちゃって・・・
現金不足の人がいたらどうするんでしょ

なんか、もう、お客がいるのに客席で堂々と売り上げ計算する時点で
「ダメだ、こりゃ」と思いました

人気の老舗かもしれませんけど、最近の評価が低いのも納得。
こことどっちにしようか迷っていた別のお店にすれば良かった・・・

一応、レストラン情報を載せておきますが、
くれぐれもワインの注文の際は容量とお値段の確認を。
あと、ある程度の現金も持って行くことをおススメします。
逆にミラノ風焼きリゾットははおススメしません。
『Trattoria Milanese』
<MAP>
Via Santa Marta, 11, 20123 ,Milano
TEL:39 02 8645 1991
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