Summer Time ~サマータイム~

という懐かしい歌じゃなくて、夏の間だけ時計の針を1時間進める制度のこと。
サマータイムはイギリス英語、日本語だと夏時間、アメリカではDaylight Saving Time(DST)デイライト・セービング・タイムというそうです。
始まりは第一次世界大戦中のドイツ。
夏は遅くまで明るい欧米では一般的に行われていますが、赤道に近い国では実施していない国が多いそうで、アメリカはハワイ全州とアリゾナの一部で不採用らしいです。もちろん日本では採用していませんね。

上画像の撮影時間は夜の8時ごろのパリ・バスティーユ広場。
日没はさらに1時間ぐらい後でした。
このサマータイムが日本でも実施されようとしています。
早ければ来年の夏から。
主要先進国でサマータイムを採用していないのは日本だけなんだとか。
(他所は他所、日本は日本だと思うけど・・・)
メリットとしては「明るい時間を有効に使える」「省エネ対策」「犯罪の低下」など。
政府は地球温暖化対策・環境対策の切り札として位置付けているようですがデメリットの方が多いという声の方が強いような気がするんですよね。
例えば、生活リズムの混乱・・・夏時間を採用している所では「疲れてだるい」という不調を訴える人が増えるそう。人は昼夜という大雑把な区別ではなく、日周体調リズムとういう体内時計に従って動いているのでそれが狂うと体調にも影響があるのだとか。また商業・医療・交通など各種システムに内蔵されている時計の誤作動や残業が常態化する懸念も。それに日本では北と南では日照時間差があって全国一律実施は不向だし、省エネの面でもエアコンが普及している現代ではむしろマイナスになる可能性が高いし、青少年の夜間外出が助長される懸念もあるし、一説にはこれらを含めた経済的損失は約3兆円になるという試算も・・・。
北海道では実験的に実施されていますが、時計は進めず早く出社するフレックスタイムなんだそうです。滋賀県でも以前、やぱり実験的に実施されたそうなんですがどうだったんでしょうね。
サマータイムで生活したことのあるダンナ・ピットに聞いたところ
「え~ヤダ、面倒臭い」
と、全然乗り気じゃないですね。
ワンとももどうかと思うんですよ。
フレックスならまだしも勝手に1時間勧めるなんて傲慢な気がして・・・。
実際、ドイツ・フランス・ブラジルでは廃止意見が増加しているみたいだし、ロシアではサマータイムの切り替え前後に心筋梗塞による死者が増加していて廃止法案も提案されたそう(成立困難)。
昔、米軍占領下の日本でも4年だけ実施されたことがあるそうですが、過剰労働が増えて不評だったんだそうです。
このサマータイム導入は日本経団連が提案しているのだとか。
政府が強く実施したい背景には経団連からの政治献金でのプッシュが効いているから・・・という話も・・・。
なんだかデメリットの方が説得力あるのにサクサク話しが進んじゃって・・・
やっぱりお金の力には敵わないのかしらねぇ

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